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オディール
先週の道頓堀ステークスというレースで、
オディールという牝馬がゴール直前で骨折(脱臼)し、
予後不良ということで安楽死の処置がされたのだが、
“オディール”という名前を聞いて、ちょっとバレエを知っている人なら、
直ぐ、『白鳥の湖』に出てくる黒鳥の名前だと気付くことと思います。

で、実話同じ世代にもう一頭、バレエの世界から名前を貰ったのではないか?
という馬がいます。
彼女の名前は“ザレマ”
『パフチサライの泉』に出てくる登場人物で、大変嫉妬深い激しい気性の女性です。
こちらのバレエはなかなか多くの人には知られていないのですが、
如何言う訳で、馬主が彼女にこの名前を付けたのか分からないのですが、
以前にも似たようなケースが有った事を、ふと思い出しました。

ベガホクトベガ
彼女達も同年代で、同じレースを走り、大きなレースでホクトベガが勝利し、

「ベガはベガでもホクトベガーっ!」

と、とある実況アナが名(迷)アナウンスを生んだ事を、
競馬ファンの頭の中には、今も残っていると思う。

最初注目されたのはベガの方でありました。
彼女は良血馬で(ええとこ出のお嬢さんですな)、
デビュー当時からトップの成績を残して来たエリートさんでした。
が、3歳になってからのクラシックで、(当時は4歳だったかな?)
彼女に土を着けたのは、どちらかと言うと目立たないフツーの女の子の、
ホクトベガだったんです。

その後、ベガはパッとしない成績のまま、(とは言ってもそれなりの成績は残しましたけど)
血筋を重視されて繁殖に上がりましたが、
ホクトベガは砂の女王として長く国内で活躍し、
その後ドバイの世界的レースに参戦し、
レース途中の、やはり骨折でこの世を去ったワケなんですが、
同じ歳のコに、何かを感じさせるような似たような名づけがされ、
またどこかで接点が持たれ、そしてどちらかが散る。
何だか、不思議な縁を感じてしまった出来事でした。

オディールに話しに戻りますが、
レース中の事故で骨折(脱臼)した場合、特にトップスピードに乗っていた時など、
馬は直ぐに止まれませんから、もう折れた足は滅茶苦茶になってしまうんですね。
今回も左前足開放脱臼(と言っても骨折なのですが)、と言って、
ポッキリ折れてぶらんぶらんです。
折れた骨が皮膚を突き破ってしまうのが開放脱臼(骨折)ということらしいのですが、
激痛や、崩れたバランスなど色々有っても、
彼女は騎手を振り落とすことなく、ゴールし、安全に騎手は下馬する事が出来ました。
まあ、レース中の興奮状態も有ってかもしれませんが、それでも私達競馬ファンは、
そういった馬達に熱いものを感じてしまうのですよ。
(中には折れた拍子にもんどりうって倒れてしまうケースも、もちろん有りますが、
そういう馬達を責めるつもりは、毛頭無いです。)
ありがとう、騎手を守ってくれて、と。

そんな中で、やっぱりTVではそういうフツーでない状態の馬を映したがらないのですね。
確かにショッキングな映像では有るのですが、
競走馬に産まれてきて以来、ずっと頑張って生きてきて、
事故に合い、予後不要となる彼等、彼女等の最後の姿を、
私達ファンは有難うと見送りたい気持ちも有るのですよね。
生後半年で強制的に母馬と別れさせられ、それからはずっと競争競争で走らされ、
成績が悪ければデビュー後、たった一年でお払い箱の競走馬は、
一つの流通、経済の一端を担う存在になっている、いわゆる家畜ですから、
ただのペットとして生まれてきたわけではないのは分っているのですが、
命掛けて、命削って生きているからこそ、より惹きつけられるような気がします。
だからせめてTV中継されたレースだけでも、その場でお別れをしたいと思うのです。
最後の姿をこの目に焼き付けておきたいとすら、思えてしまうのです。
翌日の新聞の紙面で、各競馬場で有った事故報告の中での、
たった四文字の“予後不良”等という言葉で、お別れしたくないのです。


馬が好きで好きになった競馬ですが、その裏で淘汰されていく多くの馬達や、
酷使されている多くの馬達を思うと、
時々、競馬ファンでいるのがちょっと辛くなります。
でも、競馬が無ければ、彼らの存在は許されないという事実がジレンマになって、
もっと辛くなります。






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[2009/10/12 11:54 ] | とろ仲日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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